想いをつなぐアート展とは。
はじめに、
私たちの周りには、手を差し伸べればたくさんの救えるいのち
があることを知っていますか。
1997年に臓器移植法が施行され、20年という年月が経ちまし
た。今では「臓器移植」「ドナー」という言葉は社会に浸透し、健
康保険証や自動車運転免許証で臓器提供の意思表示が出来る
ようになりました。しかし、依然日本国内のドナー不足は深刻で、
特に、心臓移植を必要とする子どもたちの多くは、日本で移植を
受けることが出来ません。そのため、3億円もの募金活動を行い、
遠い外国に渡り、移植手術の恩恵にすがるしかないのが現状で
す。高度な医療技術を持ちながら、救えるいのちを助けることが
できない日本の移植事情は、国をあげての課題です。
想いをつなぐアート展は、
移植を受けた子どもたちをはじめ、臓器提供の恩恵を受けた
人たちと支える人たち、そして私たちの活動趣旨に賛同下さる
一般市民の皆さんによる絵画、絵手紙、工芸、文芸などの作品を
毎年募集し、展示発表しています。毎年テーマを掲げ作品を募集
し、出展も入場も無料で誰でも参加可能です。様々な作品を通し
て、生きていることの素晴らしさ、喜び、感謝を伝え、いのちの
大切さと思いやりを社会に広げることと、ご家族で考える機会
を持って頂くために毎年1回開催しております。
アート展の会場では、移植者が作品の説明も行います。作品を
ご覧になるだけではなく、移植をした人たちと言葉を交わし、ふ
れあうことで、「Gift of Life(いのちの贈り物)」の素晴らしさを
身近に感じていただけることでしょう。想いをつなぐアート展
は、こころの交流の場でもあります。
過去のアート展の出展作品がご覧いただけます。
多くの皆さまの参加をお待ちしております。
※第1回アート集はPDFファイルのみになります。
※第2回以降はスライドショーになります。
何れも別ページで開きます。
・2022年度 第7回アート展挨拶文
・2022年度 第7回アート展ポスター